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”地域仕掛け人市2016”で「福井市で働く・暮らす」魅力を発信! 〜前編〜

「次代の“あたりまえ”な働き方研究所」は福井市内の魅力的な企業で働く人が“アンバサダー(大使)”となり、福井で働く・暮らす魅力を県内外に発信するプロジェクトです。前回のワークショップで発見した “福井で働く魅力”をより多くの人に発信するため、アンバサダーたちが「全国地域仕掛け人市2016」に参加しました。

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2016年10月29日(土)、東京都渋谷区恵比寿で「地域仕掛け人市2016」が開催されました。

「地域仕掛け人市」とは、“将来的には地元に戻りたい”“好きな地域で仕事がしたい”などの思いを持つ方を対象に、地域の最前線で活躍する”仕掛け人”や、地域との出会いの機会を提供するイベントです。

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オープニングでは「地方はどんな人材を求めているか」をテーマに、地域仕掛け人市の実行委員4人によるトークセッションが白熱!そこで出たキーワードは、「価値観が合う人」「複数の役割ができ、実行できる人」、「悩み抜いた結果、納得して地方に来てくれる人」、「ビジネス的な経営力を持つ人」でした。

地方では、即戦力として自立した仕事ができる人が多く求められているようです。

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全国から集まった28の団体・地方自治体が出展したブースコーナーでは、各地域の魅力や働き方・暮らし方をアピール。福井市のブースでは7社の企業アンバサダーが、自分たちの経験をもとに福井の魅力を来場者に熱く語っていました。

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「福井は『子どもの学力と体力』がともに全国トップ3に入っています。みんなが塾に通っているわけではなく、共働きが多いのでおじいちゃんやおばあちゃんが宿題を見てくれたり、児童館で宿題をしたりと目が行き届いているんです。小さなコミュニティができていて、つながりもきちんとあるので、みんなで子どもを見る環境が整っていると思います」と、普段から子どものスポーツ指導を行う新田塚コミュニティの小宮山さん。

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「運動会やマラソン大会も親同士で連れ立って行くくらい、地域の人たちと仲が良いですね。みんなで協力するのが当たり前にあるから、子どもの成長を周りの人たちと一緒に楽しめます。待機児童問題もないですし、子どもを預けられる施設もちゃんとあって、本当に子育てがしやすい環境だと思います」と、日華化学の今井さんは子育て環境の良さをアピール。

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福井経編興業の小川さんは「福井は都会の忙しさと違い、忙しくても自分のペースで働けることが魅力。外に出ただけで山や川があり、自然に囲まれているのも好きな理由です。そういった私たちが当たり前に感じている福井の暮らしを、是非体感してほしいですね」と来場者に自然環境の豊かさを語っていました。

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「福井は女性が働くことにとても寛容で、女性の就業率や共働き率が高い県としても有名なんですよ。みんな働き者ですが、地域や会社ぐるみで家族との時間を大切にする文化もあり、例えば子どもが病気の時や行事がある時は、率先して帰っても許される。メリハリがついた働き方ができるのも魅力の一つですね。

また、福井はITのイメージがあまりないですが、在宅やリモートワークも可能です。働きやすさに重点を置いているので、会社の仕組みを変えることにも柔軟ですね。自分らしい働き方を提案できる環境が根付いているので、子育てを考える女性も仕事を続けやすいと思いますよ」 

 と、永和システムマネジメントの中本さん。

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自身もUターン経験がある福井銀行の伊部さんは、「福井はものすごく田舎でもないですし、昔らしい日本の良さを感じながら地に足つけて生活ができる場所。一つひとつの幸せは小さいかもしれませんが、たくさんの幸せが溢れています。もちろん、ずっといる人だけでなく、外から来た人を迎え入れる土壌もあります。そういった魅力を発信して、もっと若い人にも福井に興味を持ってもらえたら嬉しいですね」と語っていました。

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福井で昔からの産業やものづくりの文化が守られているのは、このように地域ぐるみでワークライフバランスを考え、実践しているからなのかもしれません。

会場内で特に賑わいを見せていた福井ブース。「家族との時間が大切にできる」「忙しさに追われず自分らしく働ける」とみなさん口を揃えて来場者に伝えていたのが印象的でした。

後編では福井のアンバサダーも登壇した「分科会」の様子をご紹介します。


text/松尾沙織)


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