XSTUDIO/XSCHOOL は、地域を超えた “新たな人の流れをつくること” を目的とした「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト」の基幹プロジェクトです。海と山の幸に恵まれ、暮らしや仕事、教育に高い満足度を誇る北陸・福井。その背景には、風土と暮らしに発する豊かな文化と知恵があり、技能の蓄積を生かして新たな挑戦を続ける産業界の精神があります。
2016-17 年「ふくい魅える化プロジェクト」でのXSCHOOL は、次代のデザイナーがともに学び実践する、小さなデザインの教室として開催されました。全国各地から集まるデザイン・編集・金融・保育など専門性の異なるメンバー、各期約20名が、約120日間、福井に通い、文化や風土を紐解き、社会の動きを洞察しながら、プロジェクトを創出してゆきました。3人1組のチームに、講師陣、地元企業が伴走し、「あらゆる分野・枠組みを超え、多元的な視点から、新たな価値を生み出す力」「関係性を生かしてプロジェクトを実現する力」を育んできました。これまで生まれた未来に問いを投げかけるプロジェクトの数々、そのプロセスは、多くの人の心を動かし、福井のまちに「新たな人の流れと仕事」「地域を超えた関係性」をつくりだしています。
2018年からは、XSCHOOL / XSTUDIOの2つに再編。「ともに学ぶXSCHOOL」「ともにつくるXSTUDIO」として、より深化したプログラムを展開します。
XSCHOOLから生まれたプロジェクトの例
こよみッション
2016 Project
“子どもたちの毎日を探検に変える”日めくりカレンダー。自然科学、歴史、社会、アートなど多分野にわたる1日1つのミッションが書かれている。福井の教育、家族の繋がりの強さ、四季の移ろいの豊かさにインスピレーションを受けて誕生した。
クラウドファンディングにて、全国171名から目標金額を越える129万円の支援を獲得。2017年に夏休み編を商品化し、Webショップにて販売。全国各地でこよみッショ ンに挑戦する子どもたちの様子がSNS上で発信された。
蝦名豪紀:大学生(インダストリアルデザイン)/
青森県出身→東京都在住
中川奈保:会社員(広報・PR)/ 静岡県出身→東京都在住
加藤洋:Webメディア編集長 / 京都府出身→滋賀県
https://www.koyomission.jp/
※2017年2月時点のメンバー構成
FOODIST INFORMATION
2016 Project
食のバリアフリーを実現するプラットフォーム。信仰や病気、異言語など、さまざまな要因から食に障壁を感じる「 食のマイノリティ」を対象に、栄養成分・食材など「食」に 含まれる情報の公開を行う。
第一弾企画として、2016年度パートナー企業 : 株式会社番匠本店と協働で、訪日観光客向けの駅弁を開発。栄養素がわかる駅弁「越前朝倉物語」を開発し、金沢駅と福井駅 にて販売を継続している。
黒川照太(コミュニティプランナー)/ 福井県出身→東京在住
山岡宏輔(デザイナー)/ 大阪府出身→大阪府在住
福山秀仁(ビジネスプランナー)/ 岐阜県出身→東京都在住
https://www.foodist.info/
※2017年2月時点のメンバー構成
ハンドアウト
XSCHOOL2017、XSCHOOL2016について、概要とプロセス・全受講生のプロジェクトをご覧いただけます。
2017 Project
2016 Project
プログラムディレクター
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原田祐馬
デザイナー・UMA/design farm代表
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原田祐馬
デザイナー・UMA/design farm代表
UMA/designfarm代表。文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に取り組む。グッドデザイン賞審査委員、京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。
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多田智美
編集者・MUESUM代表
editorialstudioMUESUM代表。大阪を拠点に、アートやデザイン、福祉、地域などの分野にて、書籍やタブロイド誌などの印刷物、WEBをはじめ、イベントやプロジェクトの企画・編集を手がける。
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内田友紀
株式会社リ・パブリック共同代表
福井市出身。株式会社リ・パブリック共同代表。専攻は建築とサステイナブルシティデザイン。同社では福岡市・広島県などで都市型の事業創造プログラムの企画運営に携わる。内閣府地域活性化伝道師。