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中高生が「1日記者」に!「福井の幸せみつけよう 取材の旅」〜新聞づくり編〜

午前中は福井市内の企業や名所を取材し、午後は食のワークショップに参加した中高生記者たち。最後は各グループでオリジナルの新聞を作成し、1日かけて見つけ出した福井の魅力を紙面に表現していきます。


朝から企業、名所、食について取材し、さまざまな側面から福井のことを知った中高生たち。取材した情報はノートにびっしり書き込まれています。これらの情報を、どのように新聞の紙面に落とし込んでいくのでしょうか?

ここからはファシリテーターの冨永良史さんと一緒に、情報を整理しながら新聞を作っていきます。

「新聞を作ろう!と気負わなくても大丈夫。今日みなさんが見つけてきた福井のいいところをどうすれば読む人に伝えられるか、ということを一番に考えていきましょう」と冨永さん。

新聞づくりを「吐き出す」「絞る」「磨く」「かたちにする」の4つの工程に分けて進めていきます。

まずは「吐き出す」ことから。
取材したなかで、どんなことがすごい!と思ったのか、何を伝えたい!と思ったのか。それぞれが自由に情報をふせんに書き出していきます。

頭のなかの情報を吐き出すときは、とにかく思いついたことをスピーディーに発表することが大切。最初は遠慮がちにふせんに書いていた中高生たちでしたが、ふせんの数が多くなるにつれて、少しずつ積極的に発表するようになっていきました。

机がふせんでいっぱいになったら、次は情報を「絞る」工程です。
これがすごい!と思った情報のなかでも、特に伝えたいことは何なのでしょうか?
グループのなかで話し合いながら、紙面のコンテンツを決めていきました。

▲グループ内で大盛り上がり! 1日取材した疲れをまったく見せません。

 

次の作業は絞った情報をどんな言葉で伝えるか、表現を「磨く」工程です。
新聞を読むだけでその魅力がわかるよう、もっとも読者に響く表現を考えていきます。

▲「すごい」という言葉を言い換えるだけもいろんな表現方法があります。言葉って難しい……

 

そして最後はいよいよ「かたちにする」工程です。

取材で撮影した写真をどんな風にレイアウトするのか。見出しと本文の文字の大きさやバランスは?中高生記者は切ったり貼ったりを繰り返し、時間いっぱいまで悩みながら新聞づくりを完成させました。

新聞がついに完成!

新聞づくりにかけた時間は約2時間!
頭をフル回転させた5グループが、それぞれ個性溢れる新聞を発表しました。

「福井って素晴らしい」

呉汁やへしこ、朝倉氏の17カ条など、中高生たちが印象に残ったポイントを独自の視点で深掘りしました。一人ひとりが感じた福井の素晴らしさが表現されています。

 

Fukuing

福井のスゴさは現在進行中! 福井で頑張っている人たちに敬意を込めて、このタイトルをつけました。ふくいのゴジラは「呉汁」から考えたそう。県外の人も覚えやすいかも!?

 

「みんなで見つけた福井のしあわせ」

目を引くキャッチコピーがポイント。写真にもこだわり、読みやすいレイアウトになるよう工夫しました。へしこのおにぎりの写真が美味しそうです。

 

「〜過去と未来をつなぐ〜 輝け!ふくいびと」

主役は人!キャッチコピーにもこだわり、訪れた企業や伝承料理に関わる人たちの生きざまを丁寧に取材しました。思わずじっくり読みたくなる新聞です。

「マジパネェ!ふくい」

1日取材し、地元・福井がこんなにすごい場所だったなんて!と驚いた気持ちをそのままタイトルにしました。中高生たちが何に驚いたのか、ポイントごとにわかりやすくまとめられています。

 

各グループの力作に思わず舌を巻く冨永さん。

「今日1日、取材や新聞づくりを通して、自分たちの地元・福井にどんな魅力があるのか少しわかったのではないでしょうか。でもね、僕も今日君たちと一緒に新聞を作ったことで、福井の魅力が何なのかわかりました。福井の一番の魅力は“君たちのような若い力”だと思いますよ!!」

と、最高の褒め言葉で取材の旅は幕を閉じました。


中高生たちは今後、進学や就職で福井の外に出ることがあるかもしれません。しかし、世界に負けない技術や文化、歴史を持つ地元の存在は、将来進路を考える上で彼らの大きな支えになるのではないでしょうか。

今回知ったことを身近な友達や県外の人にも発信したい! 中高生記者たちは次の目標に向けて目を輝かせていました。

(text:石原藍 photo:Fu production)


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