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東西の学生たちが福井に集結!白熱の決勝戦〜前編〜
関東予選、関西予選を勝ち抜いた上位3チームが決戦の地、福井にやってきました。1泊2日の決勝戦はチームの枠を越え、東西対抗で行います。さぁ、決勝戦を制したのは関東代表か?それとも関西代表か? 前編は各チームが福井のまちに繰り出したリサーチの様子をお届けします。
2016年10月30日(日)〜31日(月)、ついにメークファイト!!! の決勝戦が福井で行われました。予選を勝ち抜いた東西の上位3チームが福井に集結。会場の国際交流会館に続々と学生たちがやってきました。
到着直後からすでに臨戦態勢の学生たち。
決勝戦は2日間。初日は予選でプレゼンした事業アイデアをもとに、福井市内を巡るリサーチに出かけました。
今回も福井大学の学生がサポート役として各チームに合流。地元ならではの情報をチームのみんなに共有します。
リサーチに行く場所は自由!それぞれのチームがプレゼンするテーマに基づき、地域資源の現場をたずね歩きながら検証していきます。
福井市の三里浜で作られるサツマイモ「越前金時」をテーマ選んだ「エロいも」チームは、福井市内の和菓子店をリサーチ。
福井には「越前金時」以外にもさつま芋はありますが、それぞれがどんな商品に使われているのか、実際に調理する時に気をつけるべきポイントなどをじっくりヒアリングしていました。
「もつ鍋」チームは福井の農産物を調べるべく、市内の直売所「アグリらんど 喜ね舎」を訪れていました。
ここでは福井市内を中心に、地元の農家が育てた野菜や季節の花、地場産物を利用した加工品などを販売しており、朝一番から多くのお客さんが詰めかけます。
「ふむふむ、福井は大麦が有名なのか」何かアイデアが思い浮かんだのでしょうか?
一方、京都大学の「HARA」チームは、「木田ちそ」を作っている農家のお家にお邪魔していました。
「木田ちそ」とは福井市木田地区で栽培される紫蘇のこと。もともとは木田地区の在来種で、明治時代から栽培がスタートしました。
実際に農家の方に話をうかがいながら、木田ちその特性や育てる時のポイントなどをヒアリング。どんなアイデアが生まれるのでしょうか?
どのチームよりも早く出発した慶応大学の「水野大二郎」チームは、予選でプレゼンしたテーマの場所「一乗谷朝倉氏遺跡」を入念にリサーチ。
終始和やかな雰囲気の「水野大二郎」チーム。
遺跡保存協会の会長にも話をうかがい、プレゼンに向けて着実に準備が整っている模様です。
こちらは何やら山奥に!? 「ONE STEP AHEAD」チームは福井大学のメンバーに連れられ、一乗谷朝倉氏遺跡から少し足を伸ばしたところにある「亭(ちん)の水」を訪れていました。
亭の水は眼病に効くと言われており、この水を使って薬を配合した言い伝えも残っています。
住宅地からも近く気軽に自然を味わえるということで、このあたりは学校の遠足で来たこともあったそう。地元の近くにこんな素敵な場所があるのはうらやましいですね。
▲「うん、美味しいね!」
最後に戻ってきたのは「drunken pig」チーム。
黒龍の酒粕を与えた極上の肉質を誇る「黒龍吟醸豚」をテーマにアイデアを考えているこちらのチームは、1日かけて市内の飲食店などをリサーチしていたようです。
戻ってきてから休む間もなく、すぐに話し合いがスタート。それぞれが気づいたポイントをブレストしていました。
まちに出かけ、東京や大阪とは違う福井独特の文化や歴史、人にふれた学生たち。
遅くまで話し合うチームや、早々に乾杯しているチームなど、思い思いに過ごしながら初日を終えました。
このフィールドワークが翌日のプレゼンテーションにどう活かされるのでしょうか?
後半に続きます!
(text:石原藍 photo:出地瑠以)