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越廼の海に通って3年! 株式会社TAMのみなさん
2015年に始まった日本海トライアルステイに毎年参加してくださっている株式会社TAMのみなさん。3度目となる今年のステイでは、越廼の海でとあることに挑戦しました。
▲左から株式会社TAMの堀さん、池田さん、藤山さん、加藤さん。池田さんは福井県出身だそうです!
株式会社TAMさんは、大阪や東京などの都市部のほか海外にも拠点を置くWeb制作会社。今年のステイにはXSCHOOLにも参加された加藤さんをはじめ、デザイナーの堀さん、藤山さん、広報担当の池田さんの4名が越廼地区を訪れてくれました。
▲ステイハウスにはTAMさんが1年目に撮影した町の人の写真が飾ってあります。
もはや恒例!? トライアルステイ3年目となるTAMのみなさんは、ステイハウス玄関に入るなり「ただいま〜」とご挨拶されます。わが家に帰ってきたかのようなくつろぎように、運営チームも嬉しくなりました。
まずは初日にこの時期やっぱりカニでしょう! ということで名物の「せいこ丼」を味わいに、喰い処まっ田さんへ。黄色いタグが付いた「越前がに」を目の前にして一同興奮です。
▲水槽から生きたカニを見せてもらいました。生きたままの越前がにが見られるのも産地ならでは。
「せいこ丼」を食べた後は、日本海が一望できるカフェアースでまったり。美味しいコーヒーと静かな海の景色に、日頃の疲れも癒されたそうです。
▲こちらのカフェは今年9月のトライアルステイをしていただいたアーティストのリンダさんもお気に入りでしたね。
2日目は、オリジナル海鮮丼づくりのために各地を巡りました。まずはワタリグラススタジオさんでガラス器の制作体験です。「詳しい話を伺ってから実際に自分で作ってみると、自然のものからできているガラスそのものが愛おしくなってきますね!」と藤山さん。模様も形も違う、3者3様の器ができあがりました。
▲ぴょこっと偶然飛び出た二段デザインの藤山さんの器。いい笑顔です!
醤油絞り体験では「自分たちが作った絞りたての醤油と、地元の方が使っているジガミ醤油の味が全然違う!」「魚に合うように味が調整されているのかな?」と、お醤油一つからも地域性を探る好奇心が広がります。
▲醤油を自分で絞るなんて珍しい経験もなかなかできませんよね。
この後殿下地区でお米をもらい、早く海鮮丼を完成させたい気持ちを抑えながら翌日に備えました。
そして3日目。何が始まるかとおもえば、なんとなんと越廼のビーチでテントサウナにチャレンジすることになりました! どうやら全国各地でテントサウナパーティーを主催するプロサウナーでもある堀さんと藤山さんが仕込んできたアトラクションのようです。
▲日本海をバックにした風景に妙に馴染んだサウナに地元の方も面白がってくれました。※特別な許可をいただいて実施しております。
フィンランド製のテントサウナをビーチに設営し、最高120度にも上がるという室内で耐えること15分。水温16度の日本海へダイブ! この水温がちょうどサウナに必要な水風呂として最適なんだそうです。意外な冬のビーチの活用法が見つかったかもしれませんね。サウナで身体を「ととのえた」後は、お待ちかねのオリジナル海鮮丼を実食です!
▲それぞれが器の特性を生かして、食材とご飯を盛りつけました。
短い滞在期間の中でも、普段の仕事をしながら慣れた様子で町と遊ぶTAMのみなさん。同じ地域に3年続けての訪問ともなると、知り合いができていたり、風景にも馴染んでいるというか、「帰ってきた」という感覚で見ることができました。それは、その人の生活にとって大切な地域が一つ増えるということ。自宅や故郷とは違う自分の肌に合う場所が一つでも多くあるって、素敵なことじゃないでしょうか。
(text リアルローカル福井/佐藤実紀代)