#017
おさの なおこ
福井の先輩移住者、志野佑介さんの誘いで訪れた福井。越前海岸の豊かな自然に触れ、おさの家は思い切って家族4人で移住しました。子どもたちは目の前の海で遊び、夫はパパ友に誘われて釣りへ。おさのさんは公民館で版画教室を開くなど、今ではすっかり地域の一員です。一番近いスーパーまで車で30分という暮らしは、一見不便そうですが、近所の人がお裾分けをくれるので「魚や野菜が向こうからやってくる、それも食べきれないほど」と笑います。駐車場でバーベキューをしていたら近所のおじさんが採ってきたばかりのイカを手づかみでくれたという豪快エピソードも。さらに「おさの家が薪ストーブを買ったぞ!」とニュースが広がると、あちこちから薪となる廃材が集まり驚いたといいます。移住した当初は文化の違いなどに戸惑ったとこともありましたが、そのたびに地域の人が力になってくれたそう。「都会では断絶すれば終わりだけど、人が少ないこの地域では助け合う、都会にはない結びつき、強さがある」とおさのさんは振り返ります。今後はクリエイター仲間などを招き、制作活動を通して海と山の豊かさが詰まった越前海岸の魅力を伝えたいと考えています。
おさの なおこ さん
PROFILE
版画家、福井市越廼・国見地区の地域おこし協力隊
出身地・神奈川県
福井歴・2年(2019年11月ー)
Favorite・cafe Earth(越前海岸)、越前和紙の里(越前市)
Information
工房名 |
版画ゆうびん舎 |
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SNS |