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XSTUDIO 2018 note

XSTUDIO でプロジェクト創出に取り組むメンバー、リーダー、パートナー企業がそれぞれの視点から活動を記録し、思いを綴る実験ノート。
STUDIO A
[メンバー] 角 舞子 2018.10.28

「答えがないことを考え続ける力」と「作りたい衝動」

冬の福井の空のような気持ちから、小春日和のうららかな気持ちへ。この2日間のビフォー・アフターは、私にとってそんな感じ。

「AとBが重なるところで作るのではなく、AもBも単独では到達しなかったところへジャンプする」というのが杉本リーダーの共創だ。私たちSTUDIO Aは、繊維の世界をみんなが新たな目で見ることができる新しいメガネを作り、それをかけた人々が繊維の世界で新しい行動をすることを目指している。そのメガネとはどういうものか?

そんな、答えがないことを考え続ける力。解が見つかることは快感なので、直線的に辿り着きたくなる。しかし外から浴びせられるフラッシュライトではなく、自分の中に最初はほんのりと灯り、次第に強く熱く輝きを増してくる光こそ持続する。強度のある解とはそういうものかもしれない。

この2日間で、みんなが悶々と、または闇雲に、あるいは辛抱強く考え続けた集合知が、おぼろげながら形を取り始めた。いま手にしたこの「知」は、誰のもの? 一人ではつかめなかったもの。みんなが考え行動し、共有したからつかめたもの。目瀬さんと新山さんのオーラが急にシャープになってデザイナーの顔つきになった。ぱちんとスイッチが入ったよう。

「早く失敗したい」「何周回せるかなんだ」と杉本リーダー。

 

 

photo by Kyoko Kataoka

個性豊かな作り手たちと何かを考え、生み出す実験室の面白さ。リーダーたちの思考や視点、舵取りのプロセスを観察するのも面白い。この実験室がなかったら、広い世界の中で出会わなかったかもしれない人たち。福井も東京も日本も世界も、ボーダーレスな感じになってきた。「自分」というものも、なんだか消えてきた。

思考する一方で、明林繊維の生地のゴミの山から、無邪気なクリエイティビティが触発される瞬間。ワクワクと、勝手にとめどなく湧き上がる力。手を止められないほど「作ってみたくなる」衝動はすごい。この力は何? こういう力を本当はみんなが持ってるんだとしたら、発揮させたらえらいことだ。福井だって変わるだろうし、世界も変わるかもしれない。

私も作ろう。

photo by Kouichi Mizukami  


STUDIO A
STUDIO A メンバー
角 舞子 プランナー/ライター/PR
 
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