#019

高橋 玄峰

敷居は高く、入り口はたくさん、
心を見つめ直す場へ。 敷居は高く、入り口はたくさん、
心を見つめ直す場へ。
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越前松平家の菩提所として建てられた大安禅寺。山際に位置するお寺の中に入ると心も体もぴりっとする感じを覚えるとともに、さまざまな大きさの靴が目に入りました。この日は越前和紙のワークショップが行われており、寺ではヨガやしめ縄飾りなどの多彩なイベントが開催されています。
副住職の高橋玄峰さんは「入ったときに身が引き締まるように、お寺の敷居は高くないといけません。ただ、その入り口をたくさん用意することで、お寺や地元『福井』を知ってもらいたいんです」といいます。玄峰さんは同寺を中心に飲食店や事業所とともに福井市西部の地域おこし隊「ナナセカイ」を発起するなど、アグレッシブに活動しています。その原点にあるのは、住職である父友峰さんの存在。毎年6月に1万株が咲き誇る花菖蒲は友峰さんが植えたもので、その収益を同寺の修復に充ててきました。玄峰さんは10年前に初めて講話をしたとき、「父が見ていた景色や感覚が分かり、1つになれた」と感じたそう。
そんな玄峰さんが「自分を観察する時間」と語る「坐禅」を体験するために、寺には多くの人が訪れます。大安禅寺で、自分の心を見つめ直す時間に身を置いてみてはいかがでしょうか。

玄峰さんはさまざまなイベントを入り口にして大安禅寺を訪れた人々に対して、生きていく上で必要な知恵や日常に一石を投じることの重要性などを説いています。
地域の小学生が坐禅体験をした際の感想が展示されています。玄峰さんは『福井』好きな子どもたちに応えられる場として福井を盛り上げていきたいと語っています。
高橋 玄峰 さん

PROFILE

大安禅寺/副住職
出身地・福井市
福井歴・高校、大学、修行道場11年京都、2009年から福井
Favorite・キサキカフェ宮ノ下・お料理前川・宮ノ下コスモス公苑・瀧谷寺(三国)・越前海岸・大安禅寺「千畳敷」・西福寺(敦賀)・若狭のお寺群・越前そば(おろしそば・盛り蕎麦) びお店「やす竹」、「だいこん舎」

Information

寺院名

大安禅寺

住所

福井市田ノ谷町21-4

拝観時間

9:00~17:00(受付は16:30まで)

休み

通年 無休(法話別)

連絡先

0776-59-1014

SNS

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