XSCHOOL

make.f 未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト

2016年秋、革新を続ける伝統のものづくりが根づく福井から誕生した、
次代のデザイナーのための小さな小さな教室・XSCHOOL。

専門性やバックグラウンド、地域を超えて集った受講生が、
福井に根づく文化や風土を紐解き、社会の変化を洞察しながら、
あらゆる分野・枠組みを横断し、物事を再編集することを通して、
新たな価値を生み出す事業・プロジェクトの種を共創しました。

2017年秋から開講する、
XSCHOOLの第二期生を募集します!

XSCHOOLの特徴

1
広義のデザインの力を生かした
新たなを生み出すデザイナーの育成
既存のデザイン・クリエイションの概念にとらわれないもの・こと・仕事づくりを模索し、次代を切り拓く事業を創造する、新しいデザイナー、事業家の育成を支援します。 *あらゆる分野・枠組みを横断し、物事を多元的に考えることを通して、世の中に新たな価値を生み出す力。また複数の役割や関係性を生かして、プロジェクトを実現する力。
1
“革新を続ける伝統”が息づく福井を舞台に、
分野の異なる3企業との協働によりプログラムを構築
長きにわたり“革新を続ける伝統のものづくり“を続ける福井を舞台に、繊維・食・建設と分野の異なるパートナー企業の経営者、若手社員とともに新たなクリエイティブの実験を行います。
1
各分野で先駆的活動を続ける講師陣とともに、
“出会い・考え・つくる”を伴走できる小さな学校形式
XSCHOOLは小さな小さな学校です。デザイン・プログラム・ものづくりなど各分野で活躍する講師陣、また、大学や金融機関との連携により、事業化へのサポート体制を構築します。地元企業とともにディスカッションを重ねながら、新たな未来を共創します。

*映像は2016年度のXSCHOOLの内容です。

応募の流れ

  • 8/9(水)

    8/23(水)
    受講生募集&トークセッション @東京・大阪・福井 8/9(水) 19:30 – 21:30  @100BANCH(東京都渋谷区渋谷3-27-1)
    8/10(木) 19:30 - 21:30  @アオッサ 6F レクリエーションルーム(福井市手寄1-4-1 アオッサ 6F)
    ×8/7(月) → ◯8/23(水) 19:30 – 21:30
    @スタンダードブックストア心斎橋(大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル)
    ※大阪会場は8/7(月)に開催予定でしたが、台風接近に伴い、8/23(水)へ変更となりました。

    <<<受講生募集&トークセッションへの
    お申込みはこちら。>>>

    8/27(日)
    応募締め切り
    9/2(土)
    選考結果発表

スケジュール

  • 2017

    • 第1回ワークショップ @福井
    • 9/30(土)・10/1(日)

      第1回ワークショップ
      @福井

      パートナー企業でのフィールドワークとチームアップ

    • 第2回ワークショップ @福井
    • 10/28(土)・10/29(日)

      第2回ワークショップ
      @福井

      フィールドワークをもとにしたプランの立案

    • 第3回ワークショップ @福井
    • 11/18(土)・11/19(日)

      第3回ワークショップ
      @福井

      提案の再考・リサーチ、講師によるフィードバック

    • 第4回ワークショップ @福井
    • 12/9(土) ・12/10(日)

      第4回ワークショップ
      @福井

      中間クリティーク、ビジネス講座の開催

  • 2018

    • 第5回ワークショップ @福井
    • 1/6(土) ・1/ 7(日)

      第5回ワークショップ
      @福井

      最終クリティーク

    • 最終発表会 @東京
    • 1/20(土) または 1/21(日)

      最終発表会
      @東京

      さまざまな視点を持ったレビュアーや地元企業らを前に発表

    • 最終発表会 @福井
    • 2/3(土)

      最終発表会
      @福井

      東京発表会からブラッシュアップし、レビュアーや地元企業らを前に発表

    *12月頃に学生向けイベントを開催予定。詳細は追ってお知らせいたします。
    *スケジュールは変更する可能性があります、あらかじめご了承ください。

2017年度テーマ

在り処

2017年度講師

  • 原田 祐馬
    原田 祐馬 / Yuma Harada
    1979年大阪府生まれ。UMA / design farm代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。
  • 萩原俊矢
    萩原俊矢 / Shunya Hagiwara
    1984年神奈川生まれ。プログラムとデザインの領域を横断的に活動しているウェブデザイナー/プログラマ。2012年、セミトランスペアレント・デザインを経て独立。ウェブデザインやネットアートの分野を中心に企画・設計・ディレクション・実装・デザイン・運用など、制作にかかわる仕事を包括的におこなう。多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。IDPW.org 正会員として文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞。
  • 高橋孝治
    高橋孝治 / Koji Takahashi
    1980年大分県生まれ。多摩美術大学卒業。無印良品のインハウスデザイナーとして、生活雑貨の企画デザイン、防災プロジェクト「いつものもしも」のディレクションなど、無印良品のデザインを実践。昨年末に愛知県常滑市に移住。主に地元企業、団体と様々な企画開発を行っている。

事業化アドバイザー

  • 山口高弘
  • 山口高弘 / Takahiro Yamaguchi
    GOB Incubation Partners株式会社 Co-founder。プロスポーツ選手。19歳で不動産会社を起業、事業売却。大学進学を経て、野村総合研究所にてビジネス・イノベーション室長として新規事業開発支援を展開。2014年、GOB-IPを創業。主に0→1および1→10フェーズでのインキュベーション実績が豊富。著書:「アイデア・メーカー」(東洋経済)。

事業化支援機関

  • 福井大学 産学官連携本部
  • 福井銀行

プログラムディレクター

原田祐馬 [デザイナー・UMA/design farm代表]
※XSCHOOL講師と兼任
多田智美 [編集者・MUESUM代表]
内田友紀 [株式会社リ・パブリック共同代表]

2017年度パートナー企業

荒井 株式会社

明治時代より続く福井の伝統産業である、絹織物(=シルク)に特化した産元商社。和装用羽二重織物やアパレル向け服地、スカーフ用生地のみならず、近年は産業資材用生地や機能性素材の加工技術開発にも取り組む。

事業内容:シルク生地の企画・販売、和装用正絹胴裏地、製品染め用スカーフの企画・製造・販売、シルク原料の販売など

参照:http://www.arai-silk.co.jp/

  • Message
  • 弊社は日本有数の繊維産地である福井で、60年以上にわたり絹織物(シルク)に特化したものづくりを行っています。繭から生まれるシルクは、人の手によって風合いが変わる生き物のようなもの。なめらかな着心地や吸湿性、速乾性といったすぐれた特性を活かし、もっとシルクが身近になるようなアイデアを皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。

株式会社 米五

天保2年(1831年)創業。選りすぐりの国産米と、厳選した国産大豆、塩を使った昔ながらの味噌造りを継承する。永平寺御用達店として、日夜厳しい修行に励む雲水らの貴重な蛋白源としての味噌蔵を預かってきた歴史をもつ。

事業内容:みそやみそ加工品の製造・販売など

参照:https://www.misoya.com/

  • Message
  • 天保2年より味噌づくりに携わってきた当社は、地元を中心とした国産の原料にこだわり、その時代に合った味噌の美味しさを追求し続けています。2018年には新しい事業の立ち上げを控えており、まさに転換期を迎えている当社。XSCHOOLを通してさまざまな分野の人たちとアイデアを出しながら、味噌の美味しさを多くの人に広められたらと考えています。

株式会社 タッセイ

「建てる」を応援する会社をコンセプトに、大型ビルなどの内装工事と住宅用建築資材の販売・納入などを行う。北陸ナンバーワンの専属施工集団「タッセイ職友会」を抱え、資材調達から工程管理・品質管理・安全管理まで一貫した施工を担う。

事業内容:建材・住設機器卸、ビル・建物の内装仕上工事など

参照:http://www.tassay.co.jp/

  • Message
  • 当社は空間づくりのプロフェッショナルとして、幅広い建築資材や住宅設備を扱い、専属職人集団「タッセイ職友会」とともに日々技術を磨いています。“「建てる」を応援する会社”として、建築業の未来を常に考えている当社。皆さんの経験やクリエイティブなアイデアが建設業とどのようにコラボレーションするか、今から楽しみです。

募集要項

募集対象
・広義のデザインの力を生かして、新たな将来的に自ら事業を起こしたい方(企業内起業、第二創業など含む)
・異なる属性の仲間との協働に積極的な方
・デザイナー、メイカー、エンジニア、などさまざまな既存の枠組みを超えて、新しい生き方・働き方を実践しながら模索したい方
・学びを得るだけでなく、主体的に挑戦する姿勢を持つ方
参加条件
・下記日程で福井市内にて開催されるワークショップに参加できること。
2017年9/30(土) - 10/1(日)、10/28(土) - 29(日)、11/18(土) -19(日)、12/9(土) - 10(日)、2018年1/6(土) - 7(日)、1/20(土)または21(日)、2/3(土)
 ※期間中は、チーム・個人でのリサーチ、プロトタイピングなどの課題制作なども予定しています。
募集人数
20名程度
実施期間
2017年9月〜2018年2月(予定)
参加費用
3万円 ※また、プロジェクトに関わる旅費交通費、企画書制作費、印刷費、試作費などは別途自己負担です。
申し込み方法
本サイトのエントリーフォームより、お名前・ご住所・メールアドレスなど必要事項を入力し、送信してください。
申し込み〆切
2017年8月27日(日)24:00まで
※エントリー後、お電話またはSkypeなどで個別にインタビューをさせていただく場合がございます。
選考結果発表
2017年9月2日(土)(ご本人のメールアドレス宛にご連絡予定)

【知的財産権について】

本プログラムを通じて発生した知的財産権の帰属およびその利用方法については、その創造または獲得に具体的に関与した者の間で個別に協議の上で決定することとします。

FAQ よくある質問

Q.1期間中、参加メンバー同士や講師とのコミュニケーションはどのように取りますか?
福井でのワークショップ以外のコミュニケーションについてはSNSやグループウェアを立ち上げて行う予定です。
Q.2学生も参加できますか?年齢制限はありますか?
どなたでもエントリーいただけます。デザイナーのみならず、自ら事業を生み出したいと考えておられる方のご参加をお待ちしています。
Q.3チームでエントリーできますか?
可能です。エントリー時にその旨を明記ください。
Q.4XSCHOOL卒業後はどのような活躍が考えられますか?
今回のアイデアをもとに、地域資源を生かして起業・事業化をする、パートナー企業とともに企業内起業(新規事業)を考える、外部のビジネスパートナーやデザイナーとしてパートナー企業と提携するなど、さまざまな活躍を期待しています。 なお昨年度受講した全8チーム中、4チームが起業を視野に入れて開発を継続、2チームが企業内の新規事業として開発を行い、2チームが自主的なプロジェクトとして活動を行っています。(※2017年6月現在)
Q.5昨年度はどのような方々が受講していましたか?
デザイナーを中心に、建築家、編集者、金融関係者、保育士などさまざまなバックグラウンドをもつ方々にご参加いただきました。
Q.6県内・県外からの参加もできますか?
歓迎します!県外・県内の双方が仲間になり、互いのスキルや経験を生かし切磋琢磨することを期待します。なお昨年度の受講生の内訳としては、関東在住者が12名、関西が7名、福井が3名、その他が2名でした。
Q.7期間中の福井での宿泊先に候補はありますか?
宿泊先は基本参加者個人での手配となりますが、ご希望に応じて福井市内のホテルやゲストハウスをご紹介いたします。

XSCHOOL2016

第一期受講生とその成果(抜粋)

  • こよみッション
  • 「冬眠中の生きものを探そう」「八百屋さんで春を探そう」「街にある笏谷石を探そう」「最高の変顔を開発しよう」、自然科学、歴史、社会、アートなど多分野にわたる1日1つの指令(=こよみッション)が書かれた日めくりカレンダー。季節を感じながら、楽しく学ぶきっかけを生み出します。

    • こよみッション メンバー
    • 蝦名豪紀:大学生(インダストリアルデザイン)/
      青森県出身→東京都在住

      中川奈保:会社員(広報・PR)/ 静岡県出身→東京都在住

      加藤洋:Webメディア編集長 / 京都府出身→滋賀県

  • 絵巻弁当プロジェクト 
  • 日本各地に眠る民話と郷土食にスポットを当てた、物語体験型の駅弁開発プロジェクト。絵巻に描かれた民話を読みすすめると、その物語に登場する地元食材を使った弁当が現れます。郷土に息づく物語・食・歴史を一度に味わう、新しい駅弁体験を通して、その土地の知られざる魅力を伝えます。

    • 絵巻弁当プロジェクト メンバー
    • 森敏郎:プロダクトデザイナー / 愛知県出身→愛知県在住

      室谷かおり :グラフィックデザイナー /
      東京都出身→東京都在住 

      田中綱紀:会社員(金融)/ 石川県出身→愛知県在住

  • TSUGUMI
  • 災害時の誘導として公共空間で活用される、廣部 硬器の代表的な製品のひとつである蓄光の磁器。その“光を蓄え、闇で放つ”特性を生かした、子どもの安全を願うお守りです。福井の鳥「つぐみ」をモチーフに、子どもの手にも収まる丸い形を採用。停電など緊急時にも優しい光で寄り添います。

    • TSUGUMI メンバー
    • 倉員豪 :会社員(金融)/ 埼玉県出身→東京都在住

      高橋めぐみ  :グラフィックデザイナー /
      千葉県出身→東京都在住

      田中宏幸:会社員(建築設計)/ 福井県出身→大阪府在住

*内容は2016年2月時点のものです。

ハンドアウト

XSCHOOL2016の概要、全受講生とその成果、プロセスについてご覧いただけます。

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第一期受講生の声

  • 参加動機

    ● 東京から福井へのUターンを検討中。福井でもこれまでの経験を活かしたクリエイティブな仕事がしたい。(30代男性)

    ● 複数の地域に活動拠点で事業をつくり、それぞれの仕事が循環し合うような働き方を模索したい(20代女性)

    ● 企業のためのコンサルティングを超えて、地域や社会に向けたデザインに、自分自身の役割を拡張しながら挑戦したい。(20代女性)

  • 第一期受講生の声その1
  • 受講を終えて

    ● 自分のできること、できないことが見え、仲間を増やしていく楽しさを知った。事業化に向けてこれからも走りつづけるので、ご協力ください。(20代男性)

    ● デザイン、新規事業企画、その他権利化に関する知識と身体感覚を実践を通して深められた。(20代男性)

    ● 協力し合える仲間や企業の人たちとのネットワークができたため、東京にいても活動を継続できるし、今後福井に帰っても活動しやすい環境が得られた。(30代男性)

  • 第一期受講生の声その2

未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクトとは

日本列島の「へそ」に位置する、海・山などの豊かな自然、繊維をはじめとする産業、生活環境や教育への高い満足度、女性の有業率、社長輩出率日本一、と環境に恵まれた福井市。

その背景には、脈々と培われてきた創造的な生活者の工夫、豊かな風土・文化・知恵・技能を生かしつつ新たな価値へ展開する産業の担い手たちの精神があります。


“古きを温め新しきを知る”。温故知新−創造的な発想で新たな価値を生みだす姿勢は、企業や個人にも受け継がれ、また昨今、さまざまな分野で活躍する創造的な人々の協働により、事業、空間、イベントなど、次代をつくる試みが日々生みだされています。

未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクトは、暮らし/しごとを軸に、福井の魅力や価値の可視化を通して、地域を超えた“新たな人の流れの創出”を目的に2016年に始動しました。さまざまな世代を対象としたプロジェクトと、独自のメディアを通して、ここから生まれる物語を伝え、福井に暮らす人々には身近な暮らしの再発見を、まだ福井の魅力を知らない人々には新たな街と出会うきっかけを届けていきます。

PROJECT

make.f

  • PROJECT1 XSCHOOL
    “革新を続ける伝統のものづくり”が根づく福井を舞台に、事業創造マインドを備えた新たなデザイナー像を育む小さな学校。地場産業とともに、次代の“事業の種”を生み出していきます。
  • PROJECT2 夏の日本海・トライアルステイ
    福井の海暮らしを体感するトライアルステイ企画。沿岸部の越廼地域から、夏×日本海の魅力を発見します。

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  • 実施主体
    未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト
    主宰
    福井市
    協力
    福井大学産学官連携本部、株式会社福井銀行、株式会社福井新聞社
    運営
    株式会社リ・パブリック、株式会社福井新聞社
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