#025
志野 佑介・志野 映里
海と山、両方のことができる豊かな場所だと感じ、越前海岸に移住してきた志野佑介さん。もともと農業をしていましたが、この地ならではの生業を考え、製塩所をつくりました。雄島、亀島、鉾島が並んで見える景色に一目惚れし、場所を決めたのだとか。過疎化の進むこの地域が楽しく元気でいられるようにしたい。ここにある豊かな資源を使った仕事を築き、地域に生業を残したい。佑介さんはそう考え、さまざまな生業を形にしてきました。塩づくりをはじめ、海が見渡せる段々の田んぼで米づくり、海士としての漁業、平飼い養鶏をしています。一方、畑をしたかった映里さんは、佑介さんに紹介された海の見渡せる畑を気に入って移り住みました。ふたりは昨年結婚。お互いの足りないところを補い合いながら暮らしています。週末に営む商店「しの屋」では、ふたりがつくった塩や米、野菜のほか、映里さんがつくったハンカチも並びます。ふたりが目指すのは、家族でこの環境を楽しめる生き方。「自分たちのここでの暮らしを伝えながら、訪れた人に越前海岸を気に入ってもらい、いずれは移り住んでもらうような循環が起きる場になれば」と語ってくれました。
志野 佑介・志野 映里 さん
PROFILE
【佑介さん】
出身地・千葉県
福井歴・4年
Favorite・ヒトやモノやコトをつなげること
【映里さん】
出身地・越前市
福井歴・20歳まで+Uターンして3年
Favorite・畑や洋服をスタイリングすること
Information
店名 |
ヒトモノコトを伝え繋げる商店「しの屋」 |
---|---|
住所 |
福井市鮎川町133-1-1 |
連絡先 |
shinoya2020@gmail.com |
SNS |