福井駅前から徒歩10分、福井城跡のお堀に沿って歩くと見えてくるのが「福井市中央公園」です。芝生がゆったりと広がるこの場所は、朝は通勤のサラリーマン、昼はベンチや木陰でランチをする県庁職員、夕方は談笑しながら帰宅する高校生など様々な人が行き交います。休日にはキッチンカーが現れ、親子連れにも盛況。そんな中央公園をもっと盛り上げたいと精力的に活動しているのが「PARCO（パルコ）」です。メンバーは地元の大学に通う学生たち。定期的にイベントを開催し、ピクニックシートやスイーツの販売、屋外上映会の実施など、誰もが公園を楽しめるような試みを行っています。その様子はSNSでもシェアされ、知名度も上々。中心メンバーの村上さんは「コロナ禍で何もかも制限され、閉塞感を感じていた時、それをどうにか変えたいと思い立って友人たちと始めました。活動を通し様々な人と交流することで、人と人との繋がりや温かさを再認識し、一緒な時間を共有できる喜びを改めて感じました」と語ります。新たな活動メンバーも増えている「PARCO」。若い力で、中央公園をそして福井を盛り上げる為に奮闘している姿は実に頼もしいです。