編みレースの国内トップシェアを占める福井産地において、創業以来、高品質でバリエーション豊富なレース生地を一貫生産している荒川レース工業。娘の道子さんと、その夫の拓磨さんとともに、これまでのレースの既成概念を変えるような、新しい可能性に挑んでいます。いつも笑顔を絶やさないにこやかな荒川社長には、どんなお悩みがあるのでしょうか?
「ハ●キルーペデビューしますか?(笑) 片町での夜のお付き合いも大切ですが、これからは体を休めることも大切に……。お客さんと話していると、社長の話題が出ない日はありません。僕も荒川レースの名を落とさないように努力します! 」
「機械の針穴は小さいですからね……休みの日も工場を1人で稼働させている姿を小さい頃から見てきました。口を開けば仕事の話で、本当に仕事が大好きなんだなと思っていました。今度の父の日には、高性能ルーペをプレゼントしますね(笑)」
無数の糸によって編み上がる美しい柄のレース。荒川レース工業では、織機の針穴にレース糸を通す作業を、すべて人の手で行っています。細い糸や針を見ていると、思わず目がシバシバしてしまいそうです。製造現場にも率先して入り、誰よりもひたむきにレースと向き合い続けてきた荒川社長。拓磨さんと道子さんも、仕事一筋、現場一筋な社長の姿勢に、いつも学ぶことが多いと言います。
荒川社長、例のルーペを手に入れた際は、ぜひ感想を聞かせてくださいね!
「針に糸を通せない!」