慶應義塾大学・加藤文俊研究室と未来につなぐふくい魅える化プロジェクトの連携プログラム。加藤研究室の学生が“福井で暮らし、働く”人へのインタビューとフィールドワークを行い、滞在中にポスター/ビデオを制作し、まちの魅力を綴ります。
福井
キャンプの特徴
- 慶應義塾大学・加藤文俊研究室が福井に
- 慶應義塾大学環境情報学部・加藤文俊研究室では、各地でのフィールドワークを通じて、コミュニケーションや社会関係のあり方を再認識し、再構成する活動「キャンプ」を2004年から展開しています。全国各地を巡る「キャンプ」が今回、初めて福井を訪れます。
- 未来につなぐふくい魅える化プロジェクトと連携
- 福井キャンプでは、未来につなぐふくい魅える化プロジェクトと連携。XSCHOOLのパートナー企業3社とその提携企業で働く方々を中心に、“福井で暮らし、働く”9名の方へのインタビューとフィールドワークを実施します。
- 「ちいさなメディア」をつくり、まちに還す
- キャンプではポスター/ビデオなどの「ちいさなメディア」を滞在中に制作し、取材したご本人やまちの人たちを招いた発表会を行います。取材したご本人を前に、学生自らが感じ取ったこと、ポスターに込めた意図を共有しながら発表することで、まちに還すコミュニケーションを生み出します。
慶應義塾大学
・加藤文俊研究室について
- 加藤文俊研究室の主要なテーマは、人びとにとって「居心地のいい場所(グッドプレイス)」とは何かを考えることです。私たちが、絶え間なくコミュニケーションのなかに「いる」存在だということをふまえると、「場所」の問題は、コミュニケーションを理解することからはじまります。自分の足で現地を歩き、つぶさに観察し、さらにそこに暮らす人びとと接することで見える物事を、ていねいに記録・記述することに重きをおきます。
人びとの暮らしや生活を理解するための「しかた」(調査・学習・表現に関わるさまざまな考え方・道具・実践)をデザインし、実際にフィールドに出かけて、その有用性を試すこと、意味づけをおこなうことが、中心的な活動です。2017年後期は、約25名の研究室メンバーで活動中。
加藤文俊(かとうふみとし)1962年 京都府生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部教授・同大学院政策・メディア研究科委員
https://fklab.today/
福井キャンプ実施レポート(2017.10/13-15)
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- パートナー企業等へインタビュー
- 学生が2人1組となり、福井で暮らし働く9名の方々にインタビュー。XSCHOOLパートナー企業「タッセイ株式会社」の創業者や、「株式会社米五」で勤続66年を迎える職人さん、「荒井株式会社」の提携織元、北中産業株式会社の職人さんをはじめ、さまざまな方々に取材を行いました。
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- 滞在中にポスター制作
- 取材を終えたチームから、ポスター制作を開始。インタビュー取材を振り返り、人とまちの魅力を体現する言葉を探りながら、写真とともにポスターを編集していきます。各チームともほぼ一晩で編集作業を終え、翌朝に印刷しました。
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- ご本人を前にした発表会
- 駅前商店街の広場で発表会を開きました。取材したご本人やまちの人たちをお招きし、学生自らが感じ取ったこと、ポスターに込めた意図とともに、完成したポスターをお披露目しました。
- 福井の人びとのポスター展
- 学生たちが福井キャンプで制作したポスターは発表会場近くのコワーキングスペースや福井市役所で展示しました。展示用ポスターのモチーフは足羽川に佇むグリフィスと日下部太郎像です。
福井キャンプで制作された
ポスター/ビデオ
- 福井の人びとのポスター
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- 福井キャンプダイジェストビデオ
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- フィールドワーク展ⅩⅣ
- 加藤文俊研究室では2018年2月に1年間の活動を振り返る展示会「フィールドワーク展ⅩⅣ いろんなみかた」を横浜にて開催予定。「福井キャンプ」を含めた、加藤研究室のさまざまなフィールドワークやリサーチの成果をご覧いただけます。
日時:2018年2月3日(土)〜5日(月)11:00〜20:00(最終日は15:00まで)
会場:BUKATSUDO(神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1 Landmark Plaza B1)