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メークファイト!!!福井行きを賭けて、いざ激突! 関東予選編

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「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト」make.fの第二弾は「福井発!東西対抗学生アイデアソン メークファイト!!!」。福井市内にある地域資源をテーマにし、東西の学生たちが生み出した事業アイデアを競います。福井での決勝を目指し、白熱したプレゼンが繰り広げられた予選。一体、どのチームが勝ち抜いたのでしょうか?

メークファイト!!!福井行きを賭けて、いざ激突! 関西予選編

 

「メークファイト!!!」とは?

「メークファイト!!!」は、関東圏、関西圏の大学生や大学院生が3人一組となり、福井の地域資源を使った事業アイデアを創造するプログラムです。

関東、関西で予選が行われ、見事勝ち抜いた上位3チームは福井での決勝戦に駒を進めることができます。

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関東予選が行われたのはCo-lab西麻布。東京大学、慶應義塾大学、東京工業大学、法政大学から精鋭7チーム・21名が集いました!

まずは福井大学の学生がプレゼンターとして登場。

福井の知られざる魅力を参加者にプレゼンし、それを受けて参加者が生み出した新しいアイデアをプレゼンし、競い合うのが予選の内容です

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関東予選では「一乗谷朝倉氏遺跡」「越前金時」「黒龍吟醸豚」の3つがお題に挙がりました。

 

「一乗谷朝倉氏遺跡」は福井市にある中世最大の遺跡であり、戦国時代の名将だった朝倉氏の本拠地として栄えていた場所。最盛期には人口1万人以上にもなる巨大な都市でしたが、織田信長に攻めこまれ、滅亡に追い込まれました。当時は33晩戦火によって燃え続けたと言われており、一瞬にして廃墟となったことから“日本のポンペイ”とも呼ばれています。

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「越前金時」は福井市の北にある三里浜という場所で作られるサツマイモのこと。鳴門金時にルーツを持つため、味はお隣のあわら市名産「とみつ金時」にも引けを取りません。しかし作っている農家さんは5軒ほどと収穫量は少ないため、県外に出回ることはなく、二次加工もほとんどされていないという課題があります。ブランドとして確立するためにできることとは?

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「黒龍吟醸豚」は福井県産の有名な日本酒“黒龍”の酒かすを混ぜた飼料を食べて育った豚のこと。豚がほろ酔いになることで代謝が良くなり、ストレスが改善されるため、良質な肉質につながるそうです。通称「ほろよい豚」とも呼ばれるこの豚を養豚している場所は少なく、流通面などで課題があるものの、日本の食文化として広めたい!という思いを持っています。

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3つとも素材としては大変優れていますが、まだまだ何とかできる可能性を秘めているものばかり。

参加者はほとんどが福井に縁もゆかりもなく、初めて出会う素材や福大生のプレゼンの内容に興味津々の様子です。

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皆、真剣にメモを取っています。 

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ここからは、3つのテーマから1つを選択し、チーム毎にアイデア考案〜プレゼン資料作成に取り掛かります。

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情報を書いたふせんをもとに、アイデアをブラッシュアップ。

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制限時間は1時間。集中力と瞬発力の勝負です!

 

プレゼンでは「幸福度日本一」を使って幸福芋ブランドを確立するもの、一乗谷朝倉遺跡でトレイルランの聖地にするもの、子豚と触れ合いまちの目玉にするものなど、どのチームも1時間で考えたとは思えないほど完成度が高いアイデアばかりでした。

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「どれくらい実現できそう?」

「なぜその素材を使うのか、強みをもっと活かせるのでは?」

と、3人のレビュアーから時に鋭いツッコミが入りながらも、終始和やかな雰囲気でプレゼンは進んでいきます。

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左から小野田勝次さん(JICAバンコク元事務所長)、竹本拓次さん(福井大学准教授)、田村大さん(Re:public共同代表)

 

どのアイデアも素晴らしく、レビュアーたちは審査に頭を悩ませていましたが、以下の3チームが決勝戦に進出することになりました!

 

「幸せの包装紙、幸福芋」

芋で福井の知名度を上げることを目標にし、幸福度No.1の福井と、芋をかけ合わせて、KOFUKUIMO幸福芋を考案したエロイモチーム。

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▲「エロイモ」チーム

 

一乗谷朝倉氏遺跡を舞台に、都市の景観などを利用したプロジェクションマッピングを使いながら歩き、遺跡の背景を理解するアイデアを出した水野大二郎チーム。

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▲「水野大二郎」チーム

 

福井と言えば…?あまりイメージがないというdrunken pigチームは「よっぱらいのまち、福井」として売り出していく戦略を考えました。

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▲「drunken pig」チーム

 

決勝では実際に福井を訪れ、福井のまちを歩くことによって、福井の文化や歴史、テーマとなる素材の知識を深めていきます。フィールドワーク次第では、予選とテーマが大幅に変更になる可能性もありますが、実際に福井のまちを自分たちの目で見て感じることで、どんなアイデアを最終的に企画してくれるのかとても楽しみです!

 

(text/石原藍 photo/藤澤あゆむ、出地瑠衣)


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