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XSTUDIO

2018.9.1-9.2

XSTUDIOとは

約120日間かけて、福井の文化や風土を紐解き、社会の動きを洞察しながら、未来に問いを投げかけるプロジェクトを創出するXSTUDIO。今年度のフィールドは、福井の基幹産業「繊維」。これまでのXSCHOOLでは受講生による3人1組体制で進行しましたが、今年度はスタジオ形式で展開。日本各地から集うメンバーに加え、異なる専門性をもつスタジオリーダー、福井を拠点に活躍するローカルリーダー、繊維にまつわるパートナー企業からなる3つのスタジオで活動します。

XSTUDIOを動かすメンバー

  • メンバー

    さまざまな専門領域/スキルを持ち、ともにプロジェクト・事業の創造に挑戦するメンバー。各スタジオ5〜6名が集います。

    スタジオリーダー/ローカルリーダー

    デザインや事業創造の第一線で活躍するスタジオリーダーと、福井を拠点に地域をこえて活躍するローカルリーダーが各スタジオに参加し、スタジオメンバー・パートナー企業とともにプロジェクト・事業をつくります。

    パートナー企業

    全国有数の繊維産地・福井から、新しい領域への挑戦を続ける3社の若手経営者や社員が、スタジオメンバーとして参加します。
  • XSTUDIOとは

XSTUDIOのプログラム

  • XSCHOOL
  • ワークショップ@福井
    9.23 (日)-24 (月祝)
    パートナー企業での
    フィールドワークと
    チームビルディング
    第1回
  • ワークショップ@福井
    10.27 (土)-28 (日)
    プランの立案、試作
    第2回
  • ワークショップ@福井
    11.10 (土)-11 (日)
    提案の再考・リサーチ
    第3回
  • ワークショップ@福井
    12.8 (土)-9 (日)
    中間レビューの開催、試作
    第4回
  • 成果発表会@東京
    1.20(日) or 27(日)
    XSTUDIOで誕生した
    プロジェクトを発表
    発表会:
    東京
  • 最終発表会@福井
    2.9(土)
    さまざまな視点を持った
    レビュアーや地元企業らを
    前に発表
    最終発表会
    @福井

2018年の探索領域

繊 維
福井は、合成繊維を中心に、グローバル企業から家族経営の工場まで、さまざまなジャンルと規模の企業が集積する、国内有数の繊維産地です。2018年のXSTUDIOは、この福井産地をフィールドとします。ファッションから工業、環境、ライフサイエンス、宇宙産業領域まで広がるその集積と可能性を探り、外部視点と広義のデザインの力を鍵に、その周辺に新たなプロジェクトを生み出していきます。
STUDIO A

新しいマテリアルの可能性を
探りたい!

伝統的な技術から発展し、医療や科学技術など幅広い分野で使われる、これまでにないマテリアル(素材)が次々と生まれている福井の繊維業界。この領域で挑戦を続ける明林繊維株式会社がパートナーとして参加するSTUDIO Aでは、素材の特徴を生かしたこれまでにない用途や、新しいものづくりのプロセスを探っていきます。
STUDIO Aスタジオリーダー
STUDIO Aスタジオリーダー
杉本雅明 エレファンテック株式会社 取締役副社長
今まで、専門の異なる人々が技術やアイディアを持ち寄り、プロジェクトを立ち上げ、進化させていくオープンな場所をつくってきました。イノベーションが起こる人々のコミュニティのデザインを、福井でも実践してみたい。繊維の特徴を生かした新しいマテリアルの可能性をすでにビンビン感じています。スタジオには手が動く人、illustratorや3DCADが使えるなどプロトタイピングできる技術があり、時間が取れる人を歓迎します!
1985年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了、修士(理学)。2014年、エレファンテック株式会社(元AgIC)共同創業。同社はフィルム状の電子基板 (FPC)の製造プロセスを、インクジェット印刷と銅めっきを用いて革新する技術を世界に先駆けて 実用化した。学生らのアイディアを米見本市のSXSWに送り出すTodai to Texasにも携わり、東大発スタートアップのハブとなっている。
https://www.elephantech.co.jp/
STUDIO Aローカルリーダー
STUDIO Aローカルリーダー
新山直広 TSUGI 代表/デザインディレクター
今回のXSTUDIOでは埋もれているマテリアルの可能性を見つけるところから流通までいかに乗せられるかが鍵になると思っています。
1985年大阪生まれ。大学で建築を学んだ後、福井県鯖江市に移住し、2013年TSUGIを設立。産地特化型デザイン事務所として領域を横断しながら、創造的な産地づくりに取り組む。
http://tsugilab.com/
STUDIO A パートナー企業
STUDIO A パートナー企業
明林繊維株式会社 繊維専門商社
大手アパレルやメゾンブランドを中心に差別化された商品を求める国内外の顧客の期待に応えつつ、ファッションにとどまらない自社製品の企画制作にも挑戦したいと考えています。また製造工程で出る大量のサンプル布や資材など副産物のアップサイクルにも関心があります。
北陸産地を軸に再生セルロース繊維(レーヨン、アセテート、キュプラ)を中心とした繊維メーカーとして事業を展開。工程の最初から最後までを国内生産にこだわり、商品企画から原糸の仕入れ、撚糸、製織、染色加工までをまとめ上げる産元商社として、常時60社以上と提携しながら独自のテキスタイルを送り出している。
http://www.meirin-seni.co.jp/
STUDIO B

ばらばらのものから新しい関係を
つくる「ハイパーリンク」を見つけだそう!

例えばInstagramやTwitterの「タグ」のように、一見すると、まったく関係のなさそうなもの同士が、あるルールのもとでは、ごく自然につながってみえるようなことがあります。パートナー参加するジャパンポリマーク株式会社の得意分野は「接着技術」。STUDIO Bではつくるだけでなく「くっつける」をキーワードに、分野を横断することではじめて見えてくる、新しい関係を探っていきます。
STUDIO Bスタジオリーダー
STUDIO Bスタジオリーダー
萩原俊矢 ウェブデザイナー・プログラマ
XSTUDIOは、普段なかなか関わる機会のない、福井の繊維産業のディープな方々と、直接がっつりコラボレーションできるユニークなプログラムです。ぼくたちのスタジオは「比較すること」「着目すること」「想像すること」の 3 つをポイントに、メンバーひとりひとりにとってのひさびさの自由研究というか、 R&D のようなものにしていきたいと思っています。 芸術・科学・哲学から、編集・デザイン・事業化まで。あらゆる分野の専門家のかたを募集します。一見すると「まったく関係ない」ようにみえる人たちで集まって、なにかつくりませんか?
1984年神奈川県生まれ。ウェブデザインやネットアートの分野を中心に活動し、企画から実装・運営までウェブにまつわる仕事を包括的に行う。主な仕事に東京大学生産技術研究所公式サイトなど。多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。IDPW.org正会員として文化庁メディア芸術祭新人賞受賞。
http://shunyahagiwara.com/
STUDIO Bローカルリーダー
STUDIO Bローカルリーダー
森一貴 ハルキャンパス代表
普段は小学生から大人まで多様な人々が交わる領域横断的なまなびを生み出す活動をしています。みんなでつくるXSTUDIO、とても楽しみにしています。
1991年山形県生まれ、東京大学教養学部卒。大手コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市「ゆるい移住」にて福井へ移住。2017年、探求型学習塾ハルキャンパス設立。
http://dutoit6.com/about
STUDIO B パートナー企業
STUDIO B パートナー企業
ジャパンポリマーク株式会社 熱転写技術
人口減少が待ち受ける福井のような地方の中規模都市で、これからも世界に通用するものづくりを継続するにはそれを担う人と地域の力が必要です。このスタジオ活動から生まれるプロジェクトが地域の可能性を照らし、当社の技術が新たな領域に出会うことを期待しています。
接着技術を用いた「熱転写ラベル」における国内トップメーカー。主力の衣料分野ではサッカー日本代表ユニフォームなどのスポーツウェアから、あらゆるブランドのロゴマークに採用されているほか、産業分野では自動車用資材などデザインに加え機能性を与える素材としても用途が拡大している。
https://www.polymark.co.jp/
STUDIO C

手を動かして「よさ」の本質と、
その可能性を考えてみよう

なぜ、「美しい、かわいい、かっこいい」と感じるのでしょうか?
STUDIO Cでは、あたりまえ。わかったつもり。になっている「よさ」の理由と、参加者それぞれの実験、製作物を通して対話することで、よさが生きる色や形をさぐり、これまでになかった方向へ届ける仕組みをつくる取り組みをしたいと考えています。
STUDIO Cスタジオリーダー
STUDIO Cスタジオリーダー
吉行良平 デザイナー
実験や再考を重ねる事で、あるべき色や形をさぐっています。「デザインってなんだろう?」「売るってなんだろう?」と素直に向き合うことで対象への理解を深め、考えを形にしながら互いのフィードバックを得て、プロジェクトを生み出す。そのプロセスを含めて、ともに楽しみたいと思います。さまざまなバックグラウンド、技術をもった方、また写真を撮る、自炊(料理)をよくしている等、日常の中でも自分の決定を自分のやり方で形にしている方々とご一緒できると嬉しいです。笑顔で楽しんでとりくめる方、どうぞよろしくお願いいたします。
1981年大阪生まれ。オランダへ渡り、Design Academy Eindhoven 卒業後、droog design やArnout Visser のプロジェクトに参加。日本にて「吉行良平と仕事」設立。プロダクト、家具を中心に国内外さまざまなクライアントとの商品開発やプロジェクトを行う。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科非常勤講師。
http://www.ry-to-job.com/
STUDIO Cローカルリーダー
STUDIO Cローカルリーダー
坂田守史 株式会社デザインスタジオ・ビネン/ディレクター・プランナー
XSTUDIOでは、繊維という技術を多面的に解体してみてどんなプロジェクトが生まれるか広い視野で考えてみたいと思います。
1978年福井市生まれ。大学院修了後Uターンし、企業の商品開発やブランディング、自治体の観光まちづくり戦略など、プロジェクトのスタートアップからデザインに至るまで横断的に手がける。
http://makef.jp/find/shigotomichi/sakata/
STUDIO C パートナー企業
STUDIO C パートナー企業
荒川レース工業株式会社 レース生地製造
レースはデザイン性や加工においてもバリエーションが豊富なため、その用途にはまだまだ秘めた可能性があると考えています。レース独特のエレガンスな世界観を残しながらも、これまでの既成概念をリセットできるような新たなコラボレーションに期待しています。
編みレースの国内トップシェアを占める福井産地において、一貫生産により高品質でバリエーション豊富なレース生地を製造する専門メーカー。過去に生み出した膨大な編みパターンのアーカイブから次の製品開発につなげることができるのも強みとし、デザイナーやアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。
http://arakawa-lace.com/

ABOUT

XSTUDIO/XSCHOOL は、地域を超えた “新たな人の流れをつくること” を目的とした「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト」の基幹プロジェクトです。海と山の幸に恵まれ、暮らしや仕事、教育に高い満足度を誇る北陸・福井。その背景には、風土と暮らしに発する豊かな文化と知恵があり、技能の蓄積を生かして新たな挑戦を続ける産業界の精神があります。

2016-17 年「ふくい魅える化プロジェクト」でのXSCHOOL は、次代のデザイナーがともに学び実践する、小さなデザインの教室として開催されました。全国各地から集まるデザイン・編集・金融・保育など専門性の異なるメンバー、各期約20名が、約120日間、福井に通い、文化や風土を紐解き、社会の動きを洞察しながら、プロジェクトを創出してゆきました。3人1組のチームに、講師陣、地元企業が伴走し、「あらゆる分野・枠組みを超え、多元的な視点から、新たな価値を生み出す力」「関係性を生かしてプロジェクトを実現する力」を育んできました。これまで生まれた未来に問いを投げかけるプロジェクトの数々、そのプロセスは、多くの人の心を動かし、福井のまちに「新たな人の流れと仕事」「地域を超えた関係性」をつくりだしています。

2018年からは、XSCHOOL / XSTUDIOの2つに再編。「ともに学ぶXSCHOOL」「ともにつくるXSTUDIO」として、より深化したプログラムを展開します。

XSCHOOLから生まれたプロジェクトの例

こよみッション 2016 Project

“子どもたちの毎日を探検に変える”日めくりカレンダー。自然科学、歴史、社会、アートなど多分野にわたる1日1つのミッションが書かれている。福井の教育、家族の繋がりの強さ、四季の移ろいの豊かさにインスピレーションを受けて誕生した。 クラウドファンディングにて、全国171名から目標金額を越える129万円の支援を獲得。2017年に夏休み編を商品化し、Webショップにて販売。全国各地でこよみッショ ンに挑戦する子どもたちの様子がSNS上で発信された。
蝦名豪紀:大学生(インダストリアルデザイン)/
青森県出身→東京都在住
中川奈保:会社員(広報・PR)/ 静岡県出身→東京都在住
加藤洋:Webメディア編集長 / 京都府出身→滋賀県
http://www.koyomission.jp/

※2017年2月時点のメンバー構成

FOODIST INFORMATION 2016 Project

食のバリアフリーを実現するプラットフォーム。信仰や病気、異言語など、さまざまな要因から食に障壁を感じる「 食のマイノリティ」を対象に、栄養成分・食材など「食」に 含まれる情報の公開を行う。 第一弾企画として、2016年度パートナー企業 : 株式会社番匠本店と協働で、訪日観光客向けの駅弁を開発。栄養素がわかる駅弁「越前朝倉物語」を開発し、金沢駅と福井駅 にて販売を継続している。
黒川照太(コミュニティプランナー)/ 福井県出身→東京在住
山岡宏輔(デザイナー)/ 大阪府出身→大阪府在住
福山秀仁(ビジネスプランナー)/ 岐阜県出身→東京都在住
https://www.foodist.info/

※2017年2月時点のメンバー構成

ハンドアウト

XSCHOOL2017、XSCHOOL2016について、概要とプロセス・全受講生のプロジェクトをご覧いただけます。

2017 Project

2016 Project

プログラムディレクター

  • 原田祐馬
    デザイナー・UMA/design farm代表
    UMA/designfarm代表。文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に取り組む。グッドデザイン賞審査委員、京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。
  • 多田智美
    編集者・MUESUM代表
    editorialstudioMUESUM代表。大阪を拠点に、アートやデザイン、福祉、地域などの分野にて、書籍やタブロイド誌などの印刷物、WEBをはじめ、イベントやプロジェクトの企画・編集を手がける。
  • 内田友紀
    株式会社リ・パブリック共同代表
    福井市出身。株式会社リ・パブリック共同代表。専攻は建築とサステイナブルシティデザイン。同社では福岡市・広島県などで都市型の事業創造プログラムの企画運営に携わる。内閣府地域活性化伝道師。