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発表会を控えて総仕上げ!〜第五回ワークショップ〜

11月から始まったXSCHOOLのワークショップも、福井で行われるのは最後となりました。東京、大阪、福井と住む場所も職能もまったく異なる参加者たちがチームになって生み出したアイデアは、東京と福井で行われる発表会で披露されます。今回のワークショップでは、発表会に向けた企画書づくりのレクチャーも行われました。

 

1月28日〜29日に行われた第五回ワークショップでは、来たる発表会に向けて各チームのメンバーと講師との面談の場が設けられました。

福井で参加者たちが集まるのは発表会をのぞいてこれが最後。2日間を有効に生かそうと、壁にスケジュールを貼り出すチームもあり、みなさん気合いが入っています!

「東京、大阪、福井と離れていて、メンバー同士がなかなか会うことができないなか、アイデアを完成させていくのは本当に難しいことです。原点に立ち戻ったり、発展させたり、行ったり来たりを繰り返しながら少しずついいものが生まれていくと思います。最後までどれだけ粘ることができるかが、完成度の高さにつながるはずですよ」と、講師の原田さん。

アイデアの強度はどうか、どこでどのように使われるものなのか(ほかに考えられる用途はないのか)、使う人にどう見せるのか、など、講師たちのチェックを受けながら、細かい部分をしっかり確認していきました。

▲いつも笑いが絶えないワークショップ。講師の高橋さんもおちゃめです。

発表会ではこんなアイデアを披露します!(予告)

ここで、発表会に向けていくつかのチームをご紹介しましょう。

プロダクトデザイナーの森さん、グラフィックデザイナーの室谷さん、会社員の田中さんのチームがテーマにしたのは、各地で息づく独特の郷土食。

時代を超えて郷土食を楽しく、美味しく食べるにはどうすればいいのだろうか……と数々のリサーチを経て、「物語体験型の駅弁」を考え出しました。

各地に伝わる民話を読み進めながら、その物語に登場する地元食材を使った弁当を楽しめるというもので、物語と食、歴史が一度に体験できる新しさを持っています。

 

会社員の倉員さん、グラフィックデザイナーの高橋さん、建築に携わる田中さんは、パートナー企業である株式会社廣部硬器の“蓄光技術”に注目しました。

 

光を蓄え、闇の中でふんわりとやわらかな光を放つ特性を生かし、子どもの安全を願うプロダクトを考えています。

鳥をモチーフにしたオブジェや郷土玩具を集めて形状などをリサーチしていました。

 

XSCHOOL序盤からユニークなアイデアを連発していた、デザイナーの山岡さん、コミュニティプランナーの黒川さん、ビジネスプランナーの福山さんチーム。

▲偶然にも同じ年に生まれた同級生チームでもあります。

リサーチで東京や香川に訪れるなど、持ち前の行動力でさまざまな可能性を追求していましたが、最後に決めたアイデアは「食のマイノリティ」に関するものでした。

栄養成分や食材など、まだまだ不透明な「食」の情報に着目。病気や信仰、異言語など、さまざまな要因で食に障壁を感じている人たちでも、気軽に駅弁を食べることができる「食のバリアフリー」を実現しようとしています。

 

会社員の篠崎さん、Webメディアの編集長を務める瀬尾さん、デザイナーの吉鶴さんチームがつくろうとしているのは、福井のひとたちがつながる濃密なコミュニケーションの場。

福井で人とつながるスピードの速さ・濃さに魅了された篠崎さんが、自分もさらに福井と深く関わりながらもっといろんな人が集う場所を作りたいという熱い想いからスタートしました。

▲左から篠崎さん、瀬尾さん、吉鶴さん

ワークショップ初日の夜にはプレイベントも開催し、大盛況! 手応えを感じた3人はその体験を各地へ伝播させる仕組みづくりを目指しています。

▲今後も毎回異なるテーマで小さなイベントを開催していきます。

ここでご紹介したのはほんの一部。
発表会では、全部で8つのチームからバラエティに富んだアイデアが飛び出す予定です。どうぞご期待ください!

「物語」を紡ぐ魅力的な企画書とは?

ワークショップの2日目に行われたのは、企画書づくりに関する講座。編集者でありXSCHOOLのプログラムディレクターである多田智美さんから、“心に響く企画書”について教えていただきました。

普段、仕事で何気なく企画書を書いている方も多いかもしれません。しかし、より多くの人や組織を動かす企画書には“「企て」を魅力的に語る物語”が必要だと多田さんは言います。

企画書は人に渡すラブレターのようなもの。たしかに、これが実現したらどうなるだろうと一緒にワクワクできるような企画書の方が魅力的に感じますよね。

▲「読み手が『知らんがな!』と思ってしまうような企画書では心に訴えかけることはできません。どのような表現だと読み手に届くのかを考えることが企画書づくりでは重要なんです。」と多田さん。

途中から「撮影禁止のマル秘コーナー」も登場するなど、多田さんのノウハウがこれでもか!とぎっしり詰まった企画書講座。なんと最後は、実際に多田さんがこれまでプレゼンテーションで使った企画書(貴重!)も惜しげもなく披露していただきました。

「あのプロジェクトはこんな企画書から生まれたのか!」と群がるメンバーたち。

編集的な思考に必要な力や多田さんが普段から心がけていることにもふれ、今日からすぐに使える実践的な内容ばかりでした。

多田さんのレクチャーを経て、各チームの企画書づくりもさらに研ぎ澄まされてきました。これまで数多くのプレゼンテーションを経験してきた講師たちの経験談などを交えながら、会場が閉まるギリギリの時間まで議論を重ねた参加者たち。

 

11月からはじまり、参加者たちはぼんやりとしたアイデアから、どこで誰に届けるものなのか具体的に考え、試行錯誤を繰り返してきました。各チームともパッケージから販売価格に至るまで、リアリティを持てるようなプランが仕上がりつつあります!

 

東京と福井で開催されるXSCHOOL発表会はもうすぐ!!

参加者の想いがこもったアイデアをぜひ現地でご覧ください。

 

text:石原藍 photo:片岡杏子)

 

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「XSCHOOL発表会/東京 -福井からはじまる、小さなデザインの教室より-」開催概要

日時:2017年2月19日(日) 13時半~18時

会場:東京ミッドタウン・デザインハブ インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
   (東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウンタワー5F) http://designhub.jp/access/
参加費:無料(*入退場自由)
登壇者:XSCHOOL受講生24名
    XSCHOOL講師  原田祐馬 / 高橋孝治 / 萩原俊矢
    XSCHOOL事業化アドバイザー 山口高弘
ゲスト:林千晶(株式会社ロフトワーク 代表取締役)
司会:XSCHOOLプログラムディレクター   内田友紀・多田智美
イベント詳細:http://makef.jp/make/project/pj1_tokyo/

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「XSCHOOL発表会/福井 -福井からはじまる、小さなデザインの教室より-」開催概要


⽇時:2017年3⽉11⽇(土) 13:30〜18:00

会場:福井新聞社 風の森ホール
   (福井県福井市大和田2丁目801)
参加費:無料
登壇者:XSCHOOL 受講⽣24名
    XSCHOOL 講師      原⽥祐⾺ / ⾼橋孝治 / 萩原俊⽮
ゲスト:ドミニク・チェン(株式会社ディヴィデュアル共同創業者/NPO コモンスフィア理事)
    塩瀬隆之(京都大学総合博物館 准教授)
司会:XSCHOOLプログラムディレクター   内田友紀・多田智美
イベント詳細:https://www.facebook.com/events/1269062646509106/

お申込み:https://goo.gl/forms/KjSAKkIvCXyP7hyi1

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