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夜あそびバンザイ
福井の夜のまちを案内人がめぐり、昼とは違う福井のまち並みや人々とふれあう様子をお店情報と共にご紹介します。

もうお店選びに迷わない!僕が連れて行くならこんな店 〜前編〜

はじめまして。福井で建築事務所に勤めている前田浩貴です。

突然ですが県外の皆さん、福井に行ったらどんなお店に連れて行ってもらいたいですか?

お店選びって難しいですよね。
福井は美味しいものがたくさんあるので、福井ならではのものを食べてもらいたいし、
できればちょっとセンスが光るお店に連れて行ってあげたい……。

というわけで、今回は県外の友人に思わず紹介したくなるようなお店をハシゴします!

 
先に言っておきますが、僕、実はお酒が弱いです……。
ハシゴする度に顔が赤くなっていく様子もお楽しみください(笑)

一つのビルでハシゴ酒を可能にした福井の新スポット

やってきたのは福井駅から足羽川沿いを西に進んだ「旧浜町」エリア。

江戸時代、福井の城下町は足羽川を使った物流が行われていて、「浜町」と呼ばれたこの辺りは水運の要として栄えていました。河原では芝居興行も行われるような繁華街だったそうです。

今でもこのエリアにはその名残があり、芸妓さんがいる料亭が並ぶ「大人のまち」として、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ここまで聞くと、僕のような若造は敷居が高くて尻込みしてしまうのですが、若者でも気軽に遊びに行ける新スポットが誕生しました。

訪れたのは2016年の9月にオープンした「CRAFT BRIDGE」。
「世界に誇れる福井のCRAFT(工芸)を橋渡しする」をコンセプトに、築50年のビルが見事に生まれ変わりました

何と言っても特徴は、一つのビルに“福井の地酒をメインにした日本酒バー”と“クラフトビールを楽しめるラウンジ”があること。

今回は一気に2つのお店を回ります!

こんばんは〜。

 

まずは1階の「RICE BAR」から。
こちらは北陸の地酒と、地元食材を使った創作料理がメインの日本酒バーです。

大きな杉玉がお出迎え。白を基調とした店内は落ち着いた雰囲気です。

 

日本酒にちなんだアイテムが美しく並べられています。

 

メニューは福井が誇る銘酒をはじめ、石川、富山と北陸の地酒がメイン。
日本酒は好きなのですが、別に詳しいわけではありません。
デートで「このお酒はこういうのが特徴で……」なんてサラッと言えたらかっこいいんですけどね。


RICE BAR」のメニューは「はなやかなお酒」「さわやかなお酒」「うまみやコクのあるお酒」などわかりやすく分類されていてとても親切。日本酒のことがあまりよくわからなくても、好みや気分に合わせて選ぶことができます。

ふむふむ、これなら選びやすい。
 

中にはメニューには載っていない日替わり酒もあるとのこと。
唎酒師のスタッフもいるので、おすすめを聞いてみると新しい日本酒との出会いがあるかもしれません。

今回僕が頼んだのは「DRAGON KISS」という白龍(吉田酒造)の日本酒スパークリング。
実はお酒強くなくて…とお店の方にこそっと伝えたら、低アルコールでも日本酒を楽しめるこちらのお酒をすすめていただきました。なんだか女子っぽくてすみません。


料理は「はなやかなお酒」に合わせたおつまみプレートに決めました!

▲薫酒おつまみプレート(1,000円)はチーズや生ハム、アンチョビアボカド、ドライフルーツの盛り合わせ。こう見ると、日本酒を呑んでいるようには見えないですよね。

んまっ!

軽いおつまみはもちろん、しっかりお食事したい時には「晩ごはんセット」もあるそうです。

▲「晩御飯セット」(2,000円)は羽釜で炊いた福井県産コシヒカリ、小鉢、ワンプレートのおかずに、650円までのドリンクも。なんてお得!!


僕以上にお酒が弱い方にはこんな日本酒カクテルがいいかもしれません。

▲「Milkey Berry Frozen」(800円)。いろんな呑み方を提案してくれるので、日本酒に馴染みがない方も楽しめそうです。

しっかり呑みたい人も、しっかり食べたい人も、
シーンを問わずに利用できる気軽さが人気の秘訣なんでしょうね。
日本酒好きな友人を連れていくと、きっと喜ばれると思いますよ!

世界中を旅して選んだクラフトビールと地産地消のオーガニック料理

では、階段を登って次のお店に行ってみましょう。

1階から3階へ。途中の2階フロアにはコワーキングスペース「MIDORI.so」があります。

3階の「BRIDGE BREW」はクラフトビールとオーガニック料理のお店。
1階と雰囲気はまったく変わり、こちらはアメリカ西海岸っぽいイメージです。

▲並べられたソファは人をダメにするくらいの気持ち良さ。寝転んでしまう人も多いのだとか。

サーフ系の洋書やアート作品も飾ってあって、僕好みです。

クラフトビールはなんと常時約20種類。国内や海外を旅したスタッフたちが「これぞ!」と選りすぐったおすすめのビールを揃えています。
北陸で作られたクラフトビールから国内を飛び越えてアメリカ、ベルギー、チェコ、ブラジルのビールまでワールドワイド!

でも、ここはやっぱり福井のクラフトビールでしょう、ということで「越前福井浪漫麦酒」を注文しました。

▲大きさは3種類(Sサイズ600円・Mサイズ800円・Lサイズ1,000円)

普通のビールに比べて泡が少ないのがクラフトビールの特徴。5mmくらいに泡を抑えることで、香りや旨みが引き立つそうです。

クラフトビールだけでなく料理も一品一品こだわっていて、素材はすべてオーガニック。
福井をはじめ近隣の県の食材を使った地産地消メニューが揃っています。

▲料理も福井にちなんで、越前海岸で取れた「地魚のフィッシュ&チップス」(1,000円)を頼んでみました。添えられた野菜やソースに至るまで丁寧に作られています。

これまでたいして意味もわからず飲んでいたクラフトビールですが、あらためて味わってみると苦味や香り、フルーティーさが感じられて美味しいです! 

ビール好きの友人と一緒なら飲み比べするのもおすすめ。3種類飲み比べセットもありますよ(1,500

▲いい感じに顔が赤くなってきました。


同じ建物のなかで楽しめる2つのまったく異なるお店、いかがでしたか?
気分に合わせて使い分けるもよし、一気に2店舗をハシゴするもよし。
友人が福井に来たら、浜町に連れていく機会がさらに増えそうです。

(photo:出地瑠以)

※金額はすべて税抜き

今夜のお店

「RICE BAR CRAFT SAKE LABO」

福井市中央3-5-12 1F
0776-30-1100
OPEN/17:00〜24:00
CLOSE/日曜日

「Bridge Brew(ブリッジブリュー)」

福井市中央3-5-12 3F
0776-30-1234
OPEN/11:30〜23:00
CLOSE/日・月曜日


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