こんばんは！　福井で『月刊fu』という雑誌の編集長をしている、堀一心（左）といいます。右は、うちの敏腕編集者、杉森有記です。

みなさん、普段どんなところに飲みに行きますか？　僕は仕事柄、お店には詳しい方だと自負しているのですが、実は福井にはまだまだ知られていないお店や取材NGの銘店がたくさんあるんです。

今夜は僕たちがおすすめするお店をご紹介しようと思います！

二人で飲みに行くことはめったにないので、少し緊張していますが（笑）、早速行ってみましょー！

ビルの隙間に佇むワインバル「TAMAMIN 13」

まずは杉森おすすめのお店から。福井駅西口から徒歩1分、焼き鳥の「秋吉」さんやろばた焼きの「弥吉」さんなど、福井ではおなじみの居酒屋が何軒も並んでいる通りにやってきました。

着いたのは、ここ「TAMAMIN 13」。

▲真っ赤なドアが目印

大きな居酒屋と居酒屋の間に、ひっそりとした佇まいのお店がありました。この辺りのお店にはよく行くのですが、こんなオシャレな感じのお店があったなんて、気づかなかったなぁ……。

▲ここは杉森に先に入ってもらいましょう。ドキドキ

「おかえりなさ〜い」

なかに入ると、着物姿の美しい女性が笑顔でお出迎え。オーナーの松井珠美さんです。

「いらっしゃいませ」ではなく、「おかえりなさい」の響きがいいですね。

▲幼少からイギリス、インド、北京など海外で過ごした松井さん。福井に来て19年目だそう

なかはカウンターが10席ほど。扉と同じく真っ赤な一人がけソファが、大人な雰囲気を醸し出しています。奥には6〜7名用の完全個室もあるんですよ。

 

「TAMAMIN13」は2014年にオープンしたワインバル。TAMAMINは松井さんの名前が由来なのですが、なぜ「13」なのか聞いてみたら、「お店の広さが13坪だから」と教えてくれました。なるほど、坪数なんだ。

まずはスパークリングワイン（1000円/グラス）で乾杯。キリッと辛口のを選んでもらいました。

▲おつかれさまでした〜！

まだ注文していないのに、料理が出てきた！　と思ったら、これはお通しだそう。赤カブのポタージュに白菜のクリーム煮、フリッタータと、お通しなのにコース料理の前菜レベルなのがすごい！　「TAMAMINさんは料理も美味しいんですよ〜」と杉森が言うのもわかります。

▲日替わりのお通し。どれも手が込んでいてクオリティ高し！

これだけで軽く1〜2杯はいけそうですが、そろそろメインの料理を頼みましょう。

 

絶品メニューの数々

黒板にはワインに絶対合うに違いない定番メニューがずらり。ほかにも季節限定のメニューや、お客さんの希望に合わせた料理をつくることもあるそうです。親切。

▲料理はすべて松井さんの手づくり！

好きな食べ物は「魚卵！」と即答する杉森が選んだのは、この時期美味しい白子のソテー（1800円）。

▲バルサミコ酢が効いた白子のソテーとバケットの相性が抜群！

ちなみに僕の好物はカレーですが（聞いてない？）、メニューを見て気になっていた和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み（2000円）を頼みました。

▲時間をかけてじっくり煮込んだ牛ホホ肉。信じられないほどトロットロです

松井さんに料理に合う赤ワイン（900円／グラス）を選んでもらいました。ちなみにお店には常時100本以上のワインがあるそう。

▲「牛ホホの料理は味が濃いので、果実味のあるワインにしてみました〜」と松井さん

福井の情報を広く楽しく伝える『月刊fu』

ここで、『月刊fu』について、少しご紹介しましょう。

『月刊fu』は福井新聞社が発行するライフスタイル誌。2019年で創刊21年目になります。

男性が読むイメージの強い新聞とは一線を画すため、創刊当初は主婦層向けのマガジンでしたが、より若い世代にも親しんでもらおうと4年前にリニューアルしました。

▲毎月第4火曜日発行。2018年から『ふーぽ』という地域情報を網羅したウェブメディアもはじめました

僕と杉森はちょうどfuをリニューアルした頃からの付き合いなのですが、それにしても、仕事ではクールな杉森がこの笑顔……。

▲僕の知らない杉森がいます

たまには仕事仲間で飲みに行くのもいいもんですね。というわけで、月刊fu編集部の親睦を深めるべく（趣旨が違う!？）、2軒目は僕がおすすめするお店に行こうと思いまーす！　　　　

〜後編に続く〜

 

text：石原藍　photo：片岡杏子

 

※本記事の情報は取材時点のものです（料金はすべて税込価格）

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